観光地域づくりの推進役としての DMOの役割に関する研究 ‒日本版DMOの先進事例を中心に‒

서지정보

· 발행기관 : 한국일본근대학회
· 수록지 정보 : 일본근대학연구 / 57호 / 659 ~ 672페이지
· 저자명 : 김란정

초록

本稿では、これから注目度がさらに高まっていく「日本版DMO」の概要を解説するとともに、観光地域づくりにおけるDMOの役割およびDMOの成功要因などについて先行研究のレビュー結果に基づき考察した。その上で、日本版DMOの候補法人として、すでに地域観光振興に向けた取り組みを行っている事例を取り上げ、その取り組み状況や特徴などについて分析した。 研究の結果、DMOが観光地域づくりにおいて期待されている役割を果たすためには「様々なステークホルダーとの合意形成、専門性のあるスタッフの育成：ヒト」が必要であり、「地域資源の発掘･価値付加：モノ」を通じて、「資金調達機能：カネ」を強化し、「科学的アプローチによるデータの収集･分析、信頼のあるデータに基づく戦略や政策策定：情報」を構築することが肝要であるとまとめた。　　 尚、事例研究の結果から、まず南信州観光公社においては、行政からの補助金はなく、独立採算で運営するような自律性の高い経営状況、地域コーディネーターや住民との関係、キーパーソンの存在などのことから、まさに日本版DMOの先駆けといえる存在として注目を集めていることを明らかにした。また、雪国観光圏については、雪をテーマにしたコンセプト作りやブランディングの構築及び各種プロモーションの展開、明確な品質の提示により宿の選択基準を簡易化することによる利便性の追求、顧客と地域住民両方にとってのハッピーな地域づくりへの訴求などのような特徴から日本版DMOの先進事例として注目を集めていることを明らかにした。

참고자료

· 없음