判断表現「-と見る」と「-고 보다」に関する日·韓対照研究 ― 判断主体に注目して ―

서지정보

· 발행기관 : 한국일어교육학회
· 수록지 정보 : 일본어교육연구 / 59호 / 209 ~ 226페이지
· 저자명 : 성지현

초록

本稿では、日本語の判断表現「-と見る」とその韓国語に当たる「-고 보다」について、誰の判断を表す かという判断主体に注目して、「-と見る」文と「-고 보다」文の主語の人称を比較し、それぞれの語彙的 特徴を明らかにした。 「-と見る」の判断主体については、富坂(1999)に新聞テキストにおいて組織や組織の一員が多いとい う指摘があったが、実際にどのようなものが現れているか明らかでなかった。本稿では、新聞と文学 というテキストの違いを考慮しながら実証的に調査した。その結果、「-と見る」は三人称主語の文に 極めて多く現れ(95.3%)、「-고 보다」は一人称に最も多く現れている(62.2%)ことを指摘した。 また、三人称主語において、「-と見る」と「-고 보다」ともに組織、組織の一員、専門家、多数の人の例 が共通して現れ、多くを占めている。しかし、「-と見る」の新聞テキストでは、組織の例が一番多く (55.2%)、捜査機関の例が多いことに比べ、「-고 보다」の新聞テキストの場合、新聞全体で組織の占める 割合が高くない(19.2%)ことと、非捜査機関の例が多いことを違いとして指摘した。文学テキストでも、 「-と見る」は歴史小説に多く現れ、歴史的な人物の判断が「-と見る」で示されていることが多いが、「- 고 보다」では一個人の例が多いことを明らかにした。 一人称主語においては、「-と見る」の場合、全体の例が少なく、文学テキストでの一個人の例も2例 にとどまっている。一方、「-고 보다」の場合、一人称主語の用例が最も多い。新聞テキストでは、社説、 コラム、オピニオンに多く、文学テキストでは一個人の例が一番多い。二人称主語においては、「-と見 る」の場合、用例がほとんどなく、まともな二人称主語の文ではないことに比べ、「-고 보다」の場合、新 聞のインタビューや対談の会話文に現れ、まともな二人称主語の文であることを指摘した。

참고자료

· 없음