意志表現に関する韓・日対照研究 ― 「つもりだ」を中心に

서지정보

· 발행기관 : 한국일어교육학회
· 수록지 정보 : 일본어교육연구 / 56호 / 219 ~ 237페이지
· 저자명 : 성지현

초록

本稿では、第三者の意志が捉えられるという「つもりだ」の特徴に着目し、「つもりだ」文を人称別に分 けて、三人称者の意志が現れている文を一人称者の意志の文や二人称者の意志の文と比較し、その文 法的特徴を考察した。また、「つもりだ」の韓国語の対応形式の1つである「작정이다」を同じ方法で考察 し、両形式の類似点と相違点として次のことを明らかにした。 まず、「つもりだ」と「작정이다」ともに、三人称者の意志の文と一人称者の意志の文が多く、二人称者 の意志の文がそれより少ないことを類似点として指摘した。また、この結果から両形式が第三者の意 志を捉える重要な形式であることを主張した。また、「つもりだ」と「작정이다」ともに二人称者の意志の 文で皮肉や避難の意味が表れることを指摘した。 次に、「つもりだ」と「작정이다」の両形式ともに否定形が使われることを類似点として指摘し、相違点 についても明らかにした。すなわち、「つもりだ」の場合、否定表現の66例のうち、「つもりはない」のよ うに「意志の存在を否定する」後方否定(57例、86.4%)が「しないつもりだ」のように否定的な意志を表す 前方否定(9例、13.6%)より非常に多い。一方、「작정이다」は、否定表現の28例のうち「작정이 없다」のよう な後方否定は4例(14.3%)しかなく、「-지 않을 작정이다」のような前方否定(24例、85.7%)のほうが多いこ とを明らかにした。

참고자료

· 없음