日本の経済政策における不確実性の測定

서지정보

· 발행기관 : 동아시아일본학회
· 수록지 정보 : 일본문화연구 / 53호 / 317 ~ 335페이지
· 저자명 : 이창민

초록

本研究の課題は、日本の経済政策の不確実性を表す指数を作ることであった。その際、アメリカ経済を対象としたBBDインデックスから学び、日本のEPUインデックスを構築することを目標とした。また、これは完成したインデックスを多くの研究者に公開するための基礎作業でもある。日本のEPUインデックスは、2つの要素を結合したものである。1つは経済政策の不確実性を表す新聞記事の件数からなるNews-Based EPUインデックスであり、2つ目は景気予測値と実際値との乖離から求めるForecaster Disagreementインデックスである。この2つの時系列を加重平均した日本のEPUインデックスからは、次のような事実が明らかになった。まず、アジア通貨危機、世界金融危機、ユーロ危機など、世界的な景気萎縮性ショックが発生すると、日本のEPUインデックスは上昇した。選挙があるときも急上昇したが、これらの特徴は既存のアメリカやヨーロッパのインデックスからも観察される傾向である。さらに、小泉内閣以後のEPUインデックスの動きから、頻繁な選挙や政権交代が経済政策の不確実性を増加させることも確認できた。追加的なVAR分析では、日本のEPUインデックスにおけるショックが、株価、金利、雇用、生産にネガティブな影響を及ぼすことを確認した。これらの事実から、日本のEPUインデックスが全体的に高い説明力をもっていることがわかる。最後に今後の課題を述べておきたい。Baker,Bloom and Davis(2013)は、アメリカ以外にもヨーロッパや中国のEPUインデックスを構築し、またそれを公開している。彼らが公開している各国のEPUインデックスと本研究で構築した日本のEPUインデックスを比べたものが図11である。ここからまず、アメリカとヨーロッパのインデックスの連動性が非常に高いことがわかる。しかし、同時にそれらが日本と中国のEPUインデックスとは大いに異なることも確認できる。このような国家間の類似または相違はなぜ発生するのか。したがって、今後の課題は内外ショックに対するEPUインデックスの国家間の比較分析である。そして、このような作業は、日本のEPUインデックスを利用する他の研究者とのフィードバックとともにインデックスの説明力をさらに高める作業にもつながる。

참고자료

· 없음