市民社会の変容に関する国際比較研究: 追い越す韓国、堅実に増加する日本、緩やかに衰退する米国

서지정보

· 발행기관 : 현대일본학회
· 수록지 정보 : 일본연구논총 / 60호 / 33 ~ 54페이지
· 저자명 : 권연이, 和嶋克洋, 辻中豊

초록

本論文は、日韓米の市民社会団体の規模を時系列的に分析し、2000年代を前後して3カ国の市民社会の変化の様相について論じることを目的とする。このため、3か国で毎年実施されてきた事業所統計を用いて、1950年代から2020年代まで 団体数と団体従業員数の増減の推移を時系列的に分析した。本論文の構成は次の通りである。第1章では、3か国の市民社会比較の意義及び方法について論じる。第2章では、3か国の市民社会について事業所統計を用いて、人口10万人を基準として団体数、団体従業員数の比較を行った結果を分析、記述する。第3章では、日韓米市民社会団体における変化の特徴とその背景として制度的変数を考察する。第4章では、3カ国の市民社会を比較分析した結果、急激に追い越す韓国 、 堅実に増加する日本、緩やかに衰退する米国を発見している。全体的に見ると、団体数において韓国が急速に増加している一方、日本は徐々に増加しており、米国は緩やかに減少する傾向が見られる。具体的には、日本の場合「経済団体」が依然として健在に増加傾向にあり、韓国は「市民·その他団体」が急激に増加している。米国の場合、「労働団体」において減少傾向が著しいことが確認できた。団体従業者数の側面から見ると、日本と韓国が量的に米国に近づきつつあり、三か国が類似した傾向を示している。つまり、日本と韓国が米国の自由民主主義体制が想定する市民社会の条件に徐々に近づいていることを示唆している。

참고자료

· 없음