一般的信頼感、内集団・外集団への信頼感の関連要因の日韓中比較 ―EASS 2012データを用いた分析―

서지정보

· 발행기관 : 동서대학교 일본연구센터
· 수록지 정보 : 차세대 인문사회연구 / 19호 / 99 ~ 120페이지
· 저자명 : 林萍萍

초록

本稿では、日本・韓国・中国における信頼感の構造を確認した上で、信頼感のそれぞれの側面に着目し、信頼感の関連要因を検討する。具体的には、East Asian Social Survey 2012のデータを用いて、人口統計学的要因、社会的要因、個人的要因の3つの側面から、一般的信頼感、内集団への信頼感、外集団への信頼感のそれぞれに影響を及ぼす要因を検討した。分析の結果、以下の点が明らかになった。 (1)いずれの文化においても、個別の相手に対する信頼感は、「公的機関で働く人への信頼」「非公的機関で働く人への信頼」「身近な人への信頼」の3因子が抽出された。 (2)中国は日本・韓国と比べ、一般的信頼感だけでなく、公的機関で働く人・非公的機関で働く人・身近な人に対する信頼感も高い。 (3)韓国と中国では、高齢者層のほうが内集団への信頼感が高いのに対して、日本では、高齢者層のほうが内集団への信頼感が低い。また、日本では、学歴が一般的信頼感に正の効果を与えているのに対して、韓国と中国では学歴の有意な効果がみられなかった。 (4)いずれの文化においても「困っていたら、近所の人は手助けしてくれる」と強く認識しているほど一般的信頼感と内集団への信頼感が高い。 (5)内集団への信頼感における中国と日本・韓国の文化差は、「近所の助け合い」の程度によって説明できる。

참고자료

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