柳宗悦の朝鮮理解の特質 -朝鮮関連初期の著作を手がかりに-

서지정보

· 발행기관 : 한국일본문화학회
· 수록지 정보 : 日本文化學報 / 87호 / 93 ~ 106페이지
· 저자명 : 이상진(李尚診)

초록

本稿は、軍国主義・国家主義が蔓延した時代を生きた白樺派同人の柳宗悦が、「日本は誤ってい る」という問題意識のもとに歴史・宗教・芸術・人への関心と「直観」並びに「友」としての実践活動 による朝鮮理解を着実に進めていったことを、朝鮮関連の初期の著作「石佛寺の彫刻に就て」(『芸術』 1919年6月号)、「朝鮮人を想ふ」(『読売新聞』1919年5月20日-24日)、「朝鮮の友に贈る書」 (『改造』1920年6月号)を通じ分析したものである。柳は日本による朝鮮植民統治を積極的に反対す るような政治的言論活動をしたわけではなかったが、異質なものに対する偏見や差別はなく、むしろ異質な もの=他者を知ることで自己を認識できることを示しながら、自己と個性の確立・維持・尊重の問題に、西 洋と東洋、日本と朝鮮のような異質なものの共生共存、相互尊重を答えとして向き合い、特に初期の著作 を通して日本人に朝鮮理解を呼びかけていたのである。

참고자료

· 없음