現代日本における排外主義と歴史修正主義 －排外主義の拡散過程とネット･サブカルチャー－

서지정보

· 발행기관 : 동아시아일본학회
· 수록지 정보 : 일본문화연구 / 68호 / 27 ~ 65페이지
· 저자명 : 권학준, 장혜영

초록

本稿は、在日韓国･朝鮮人を標的とした排外主義がどのような歴史･社会･政治的背景から生まれたのか、排外主義を生み出す背景を明らかにするとともに、1980年代から始まった日本社会における「国家主義」感覚･歴史修正主義･排外主義感情の拡散過程と、ヘイトスピーチが日本社会で蔓延するようになった現代日本社会の特有の特質について総合的に分析した。既成の右翼(民族派)とは異なる排外主義の特徴として、「2ちゃんねる」をはじめ「ブログ保守」「まとめサイト」ネットブログの存在、つまり「ネット」を中心とした活動する「ネット右翼」の存在や『戦争論』『マンガ嫌韓流』といったマンガなどのサブカルチャーから始まり、右派論壇、雑誌、書籍、ムックなど多種多様な情報空間を介して日本の排外主義の土台になる「嫌韓」「在日特権」「歴史修正主義」が拡散された特徴がある。これらの主張は自律的に存在するものではなく、政治勢力としての右派の伸長を支える社会意識、社会文化の土壌が「大衆的に」つくられてきたことが前提である。ネット右翼は、ネットに特有の現象というよりも、「リアル」と地続きの現象であり、これまでは目につきにくかった「右翼」的な潜在層がネット上で可視化されたものととらえるのが適当である。本稿では、この現状を踏まえた上で、窮乏化モデルに依拠しないアイデンティティ･ポリティクスを解明するために、排外主義と歴史修正主義の関係に着目し、歴史認識という観点から分析を試みた。

참고자료

· 없음