韓国人日本語学習者における外来語長音の発音·表記上の誤用について

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어학회
· 수록지 정보 : 일본어학연구 / 38호 / 247 ~ 261페이지
· 저자명 : 하마바타 시즈카, 아오야기 준

초록

日本語学習者にとっては外来語の表記や発音は日本語学習上、誤りがちな問題点の一つであるとの指摘もされており、日本語学習上、軽視できない要素の一つである。そして、韓国人日本語学習者にとっては、韓国語発音に長短が存在しないため、特に長音の発音を意識しなければいけない。そこで、本稿では韓国人日本語学習者の外来語発音の傾向、特に長音に焦点を当て、日本語母語話者と韓国人日本語学習者の長音の発音の長さに差異が生じるのか、長音を正しく表記できているか、モーラ数ごとにその実態を調査し考察する。調査を行った結果、音声面では長音の誤りには特別な傾向があるとは言えないが、主に短音の長音化は語中や語末で現れる傾向が強く、長音の短音化は語頭に現れる傾向が強いと見ることができた。韓国語で音韻論的には母音の長短の対立が認められないが、語頭の場合、音声的な対立が表れているということと関係があるのではないかと思われる。日本語と英語の音韻対照の相違よりも、英語と韓国語との音韻対照の相違が誤用を生み出していると考えられる。英語で表記した語彙も、韓国語に同じ外来語が存在する場合には、まず韓国語の発音に変換してから発音·表記する。初級学習者にとって特殊音素が認識できないから回答できないのか、音韻認識はできているのにそれがカタカナでの表記に結びついていないのか正確に判断できないが、実際の日本語話者でも語末の長音に関する発音は非常に曖昧で、表記上でゆれの段階にある語彙も存在する。すなわち、日本語学習者は長音の認識はできても、それをどのような表記にしていいかわからなかった可能性もある。

참고자료

· 없음