日本語と韓国語の動物関連のことわざ対照研究

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어문학회
· 수록지 정보 : 日本語文學 / 1권 / 79호 / 43 ~ 61페이지
· 저자명 : 김창남

초록

本稿では、日本語と韓国語のことわざの対照研究の第一歩として、それぞれのことわざ辞典に掲載された動物を素材としたことわざを中心に考察し、両言語間にみられる類似点と相違点を明らかにした。その結果は、以下の通りである。 第一に、各辞典に収録されていることわざの中で動物ことわざが占める比率については、日本語は18.91%に対し、韓国語は30.99%で韓国語の方が日本語より12.08%も高く見られた。第二に、種類別ことわざ数については、日本語の場合は「哺乳類」の例が48.73%でもっとも多く、次に「鳥類」が27.45%であるのに対し、韓国語の場合は「哺乳類」の例が57.37%でもっとも多く、次に「鳥類」が18.45%である。つまり、両言語とも「哺乳類」がもっとも多く、次に「鳥類」で、両者を合わせると日本語は74.87%に対し、韓国語は75.70%でほぼ同じ傾向を見せている。第三に、動物別には、日本語は「馬」がもっとも多く、次に「犬、鳥、虎、魚、牛、猫、鼠」の順に現れているのに対し、韓国語は「개(犬)」がもっとも多く、次に「호랑이(虎)、소(牛)、말(馬)、쥐(鼠)、물고기(魚)、닭(鶏)、고양이(猫)」の順に現れた。第四に、両言語とも見られることわざは66種で、そのうち51種の動物ことわざが日本語より韓国語の方が多く見られた。また、日本語のみ見られるものは30種が56例に対し、韓国語のみ見られるものは76種が229例見られた。このことから、韓国語の方がより多くの動物のことわざが存在すると言えよう。 以上、今回は両言語ともことわざ辞典を一冊ずつ選定し、その辞書における動物ことわざの取り扱い状況を行ったが、今後はより多様な資料を使って動物のことわざの意味分類について考察を行いたい。

참고자료

· 없음