日本語中間言語のノダの特性に関する研究

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어학회
· 수록지 정보 : 일본어학연구 / 56호 / 55 ~ 73페이지
· 저자명 : 양내윤

초록

本稿は、中間言語を絶えず目標言語に近づいていくなかで独自の体系を構築しながら発展していく、動的な存在であるという視点に基づき、日本語中間言語におけるノダの特性を明らかにすることを目的に考察を行ったものである。研究方法としては、学習者のノダの使用についての実態記述に基づいて、「学習者は丁寧体の話しことばにおいて、丁寧体を作る負担を軽減しながら、流暢に話すためにノダを用いる」という仮説を立てた上で、この仮説を検証していく「仮説検証型研究」を目指した。その結果は次のようにまとめられる。 (1)学習者は書きことばより話しことばにおいて、さらに話しことばでも普通体より丁寧体においてノダの使用率が際立って高い。 (2)ノダの早期習得や多用、ノダと終助詞との関わりやすさ、ノダと動詞述語文との親和性など丁寧体の話しことばで認められたノダ使用上の特徴が、丁寧体の書きことばや普通体の話しことばでは認められなかった。 (3)学習者は日本語を流暢に話すための手段としてノダを用いており、日本語文末表現を生成する複雑な手続きの簡素化および自動化を図る。 このような考察を通じて「学習者は丁寧体の話しことば([+oral])において、丁寧体([+formal])を作る負担を軽減しながら、流暢に([+fluent])話すためにノダを用いる」という本稿における仮説を検証できた。つまり、学習者は日本語文末表現の複雑な手続きを簡略化し、コミュニケーション能力を高める手段としてノダ(ンデス)を使用しており、それにより日本語の流暢さを出しながら日本語らしさを追求するものと考えられる。

참고자료

· 없음