N型アクセントの実証的研究 －「韓国語の光陽方言の3型アクセントの分布」－

서지정보

· 발행기관 : 동아시아일본학회
· 수록지 정보 : 일본문화연구 / 53호 / 199 ~ 212페이지
· 저자명 : 손재현

초록

本稿では、先行研究との相違を検討した上で、先行研究で扱われていない点を中心に論じた。以下の3つの点が中心になっている。(1)韓国語光陽方言のアクセント体系について、さまざまな環境の中で実現される型を体系的に整理した。その結果、この方言は、音節数の増加に関係なく、最大3種類のアクセント型の対立をもつ体系をなしていることが明らかになった。従って、この方言は、Ｎ型アクセントのサブタイプの3型アクセントである。(2)しかし、取り上げたすべての方言が基本的には3型アクセントであるが、この方言は、下降の遅れが起こった結果、言い切り形と接続形を区別する方言とそうではない方言、に分けられることがわかった。例えば、玉谷面仙柳里･新錦里方言は、下降の遅れが起こり、言い切り形と接続形の区別がある方言である。一方、多鴨面荷川里、津月面鳩洞里、玉谷面大竹里方言にはこのような現象が観察されなかった。(3)複合語名詞のアクセントは、X(前部要素)のアクセント核が全体のアクセント核として保存される「X決定型」を基本ルールとしているが、やはり、下降の遅れが起こった方言(玉谷面仙柳里･新錦里方言)では①型が避けられるため、その結果、3音節語以上になると①型(頭高型)がなくなる体系になっている。方言によっては、すでに4音節語以上では⓪型に移動してしまっている。①型が実現される場合があっても、容易に⓪型に変わってしまい、話者は意識していない。

참고자료

· 없음