<内容><表記><文体>の関係に関する一考察 - 戦前の雑誌資料を中心に -

서지정보

· 발행기관 : 한국외국어대학교 일본연구소
· 수록지 정보 : 일본연구 / 86호 / 185 ~ 205페이지
· 저자명 : 이재석

초록

明治時代に入る前は、文の<内容><文体><表記>の間に相関関係が存在し、特定ジャンルは特定の文体や表記で書かれるべきであるという観念が枠組みとして存在していた。しかし、明治時代に入り、西洋の新たな観点や思想が日本に入り、既存の枠組みではこれらを正確に表現することに限界が見られることになるにつれ、その三要素の関係や枠組みは解体されることとなる。三要素の個別要素に関する研究は多く存在するものの、この要素間の相関関係や構造を全体的に取り扱った研究はほぼ見られない。本稿では、先行研究で挙げた一般向けの総合雑誌に加え、知識側面が強調された医学雑誌2種の傾向を把握し、その構造を明確にする。 その結果、一般向けの総合雑誌より約10年遅れて表記と文体の交替が見られ、医学に従事する人のための総合雑誌というイメージの強い『中外医事新報』より学術論文雑誌というイメージの強い『医学中央雑誌』において文体の保守性が強く見られた。時期に差が見られたものの、表記が先に変わり、その後に文体が変わる傾向が見られているものの、『医学中央雑誌』においては、戦後、国語政策の変更により変えざるを得ない状況になるまで文語体が保持されていた。これは、知識及び公的なイメージを与えるのは<文語体>という文体の機能で、表記はあまり影響を与えない間接的な要素えある可能性のあることを提示している。 一回解体された三要素の構造は<内容><文体>と<表記>で再構成された。<内容>と<文体>は相対的に強い関係性を見せているものの<表記>は副次的要素として特定のイメージを与える選択的な要素と化した。特に、<カタカナ>表記に特殊な傾向が多く見られたものの、これについてはさらなる考察が必要であるため、現段階では言及しないこととする。今後は、さらなる資料をも合わせ、三要素の構造と関係性を更に明確にしたいと思う。"

참고자료

· 없음