≪経典釋文≫の音義に基づく16世紀朝･日の ≪詩経≫翻譯比較 －≪詩経諺解≫(1583~1593成立)と清原宣賢の≪毛詩鄭箋≫ 訓點本(1521)に表れた声母相違による意味派生の反映(1)－

서지정보

· 발행기관 : 동아인문학회
· 수록지 정보 : 동아인문학 / 55호 / 29 ~ 66페이지
· 저자명 : 한경호

초록

本稿では四書三経を資料とする研究の一環として、先ず≪詩経≫の代表的な注釈資料である≪毛詩鄭傳≫に基づいて1583~1593年の間に諺解されている最古の現傳本は光海君が在位していた1613年に編纂された≪詩経諺解≫とそれよりは少々早い時代、1521年に成立された文献である清原宣賢の≪毛詩鄭箋≫の訓點本を≪経典釈文≫の音切との比較に基づいて研究する。本稿は以上の通り、≪毛詩鄭箋≫の多音字として<將･敗･感>の派生された音義が≪詩経諺解≫と清原宣賢の訓點本で如何に反映されたのかを≪経典釋文≫を通じて探究した。その結果は以下のようである： 1)本稿の研究資料の中で例が最も多い<將>の場合、<*tsaŋᵇ＞꜀tsɰɑŋ> (ささげる~壮大なさま)とその使役化を通じて派生された<*tsʰaŋᵇ＞꜀tsʰɰɑŋ> (請う)意味相違に対して、諺解では直讀直解が普遍的であり、一部の例外は≪詩集傳≫の引用であった。それと比べ、清原宣賢訓點本は≪類聚名義抄≫などの日本固有の資料は勿論、明らかに≪毛詩鄭箋≫の注釋までも參照して結果を出したことが再び確認された。 2)<敗>は*pratsᵃ＞paj꜄(やぶる)と*bratsᵃ＞baj꜄(ほろびる~やぶれる)の意味を諺解は直讀直解したのみであるが、清原訓點本では一律的に<やぶる>に該當する訓點を示している。 3)*kɨmʔᵃ＞꜂kʌm(感じる)と*N-kɨmʔᵃ＞*ɡɨmʔᵃ＞꜂ɦʌm(搖り動かす~震える)の複数の読み方を持っている<感>に対して諺解は直讀直解のみをし、具體的解釋はなし。清原訓點本はその中で明らかに*N-kɨmʔᵃ＞*ɡɨmʔᵃ ＞꜂ɦʌmを選び、訓讀を<ウコ(゛)カス>としている。 4)上古中国語の<使役化>が行われた條件は[±aspirated]と[±voice]などの複數であることも明らかになったが、これに対しては以降一層深く研究する必要がある。

참고자료

· 없음