複合動詞「V+つける」に関する考察 ―意味用法および実例数の構成比を中心に―

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어문학회
· 수록지 정보 : 日本語文學 / 1권 / 87호 / 79 ~ 98페이지
· 저자명 : OTANI YUKA

초록

複合動詞「V+つける」は、基本用法を起点として、相互に共通項を維持しつつ別義と判断される意味を獲得し、周辺用法へと意味拡張した1つの有機的な体系として捉えることができる。 そこで、本稿では「V+つける」の90語を対象として、各用法および実例数の構成比を示し、意味拡張の程度との関係の有無について考察した。 その結果、もっとも構成比の高い用法は基本用法である「①状態維持(31.4％)」であったが、その一方で、拡張の進んだ周辺用法である「⑨強圧(13.3％)」、「脅威(12.4％)」などが上位に位置することから、意味拡張の程度と用法の構成比は比例関係にないことがわかった。また、実例数の構成比においても「①状態維持」が24.2％を占め最も多く使用されているが、その他の用法においては意味拡張の程度だけでなく、用法の構成比とも比例していなかった。くわえて、延べ語数105語のうち1番実例数の多い語は「V+つける」の体系において、最も周辺的な用法「脅威」に該当する「にらみ付ける」であり、また上位5語だけで全体の33.7％を占めていることを明らかにした。

참고자료

· 없음