マーシャル諸島における帝国日本の記憶 －映画 タリナイ にみる旧委任統治領の戦後

서지정보

· 발행기관 : 한림대학교 일본학연구소
· 수록지 정보 : 한림일본학 (구 한림일본학연구) / 40호 / 95 ~ 119페이지
· 저자명 : 오가와 시오리 (大川史織), 이마이 다케시 (今井勇)

초록

第一次世界大戦後、日本の委任統治領となった中部太平洋のマーシャル諸島。アジア太平洋 戦争中、この地で約2万人の日本兵が命を落とした。海軍第64警備隊員としてマーシャル諸島の ウォッチェ島に配属された佐藤冨五郎は、補給路を絶たれ、飢えと闘った二年間、日記を書き続け た。父・冨五郎の日記を手がかりに、慰霊の旅に出る息子を追ったドキュメンタリー映画 タリナイ は、戦後日本が忘却したさまざまな記憶を映し出す。 本稿では、 タリナイ と同時に佐藤冨五郎日記を全文収録した書籍 マーシャル、父の戦場― ―ある日本兵の日記をめぐる歴史実践 で可視化されたマーシャル諸島における帝国日本の記憶が どのような形で浮かび上がり、戦後世代に歴史実践として継承されているかという点に着目する。 佐藤冨五郎日記の具体的な記述やウォッチェ島に残された朝鮮詩から、戦時下に動員された朝 鮮人軍人軍属の存在が浮かび上がる。未だ明らかになっていないことが多い朝鮮人軍人軍属の存 在は、現地での継続的な調査と住民への聞き取りによって、新たな事実が明らかになりつつある。 戦後の日本が忘却した帝国日本と戦争の記憶が、現在進行形の記憶として語り／語られることを考 察する。

참고자료

· 없음