韓国人大学生の謝罪行為について友人同士と日本大学生との接触場面を中心に

서지정보

· 발행기관 : 국제언어문학회
· 수록지 정보 : 국제언어문학 / 28호 / 317 ~ 338페이지
· 저자명 : 고영희, 고용진

초록

近年、日本と韓国で人的文化的交流が活発化している。そして、日本人と韓国人が直接に接触しているコミュニケーションをとる状況や場面は増加している。それに伴い、韓国人と日本人がコミュニケーションをする際に摩擦や誤解が発生する機会も増加しているのも事実である。摩擦や誤解が生じる言語場面の一つとして「謝罪行為」が取り上げられる。謝罪行為という言語行動はほとんど言語にみられる発話行為であり、帰属グループによって異なり、さまざまな様相が変わるものである。つまり、謝罪という言語場面においてとられ言語行動は必ずしも同じでないことが思わぬ誤解を生み、それが積み重なり、結果的に異文化理解に支障をきたす。そのため、本研究では、韓国人母語話者同士の母語場面とそして韓国人と日本人が出会う場面（接触場面）における謝罪行為に着目する。その結果、負荷が小さい場面では、「理由･弁解」「配慮」「補償の提案」の謝罪ストラテジーに変化がみられた。また、「直接謝罪」「責任承認」「繰り返さない旨の約束」「次への約束」の謝罪ストラテジーには変化がみられなかった。負荷が大きい場面では、「直接謝罪」「責任承認」「補償の提案」の謝罪ストラテジーに変化がみられた。また、「理由・弁解」「繰り返さない旨の約束」「配慮」の謝罪ストラテジーには変化がみられなかった。しかし、同じストラテジーを使用していてもその裏側には異なる規範や意識があった。接触場面での韓国人は新たな規範や知識をどのように処理していくのかを検討する。これにより、母語場面と接触場面の言語特有の性格の違いを考察することは、コミュニケーション上、発生した誤解や歪みを解消し、今後異文化相互理解、または、日本語教育への糸口になろう。

참고자료

· 없음