非現地滞在型語学プログラムを目指した取り組み -極東大学校 Intensive Japanese Language Program-

서지정보

· 발행기관 : 한국일어교육학회
· 수록지 정보 : 일본어교육연구 / 29호 / 49 ~ 67페이지
· 저자명 : 겐코 히로아키, 니노카미

초록

本稿は、極東大学校日本語学科の「滞在型日本語プログラム」である「IJLP:Intensive Japanese Language Program」の2011年1学期から2013年2学期までの3年間の実践報告である。プログラムは、1学期間、寮生活をしながら、日中の専攻科目とは別に、夕方から日本語のみで進行する授業を受け、食事や寮生活の中でも日本語を使用するなど集中的に日本語に触れることで日本語能力の向上を図る目的で行っている。IJLPでは、年度ごとにコース目標の見直しを行っており、2011，2012年の取り組みの結果、2013年の実施では「日本語環境に漬かることで、日本語使用に対する自信を深める」「日本語でのコミュニケーション能力と異文化理解力の向上」「自己評価を通じて、現在の自分の日本語能力を再考する」という3つのコース目標を掲げるに至っている。ひとつ目の目標である「日本語環境に漬かることで、日本語使用に対する自信を深める」は、感想や自己評価から学生が日本語で話すことに自信を深めていることが窺え、目標を達成できていると判断できる。次に「日本語でのコミュニケーション能力と異文化理解能力の向上」であるが、例えば、これまで韓国語の通じる日本人教師に対しては韓国語でしか話さなかった学生が、IJLP参加後は、日本語で意思疏通を図るようになるなどの変化が見られるようになっており、このような点からも「コミュニケーション能力の向上」は、目標を達成しているものと考えられる。「異文化理解能力の向上」についても学生の感想に文化についていろいろ学べる」とあり、ここに取り組みに対するひとつの成果を見て取ることができる。「自己評価を通じて現在の自分の日本語能力を見つめ直す」についても、参加学生の感想や自己評価を通して確認することができるように、学生の日本語に対する自信は向上しており、日本語学習への意欲も増加しているといえ、一定の効果は得られているといえる。しかし、課題もあり、今後、自己評価を通していかに自律的な学習へと繋げていくのか、方法も含めて検討が必要である。

참고자료

· 없음