初対面の雑談における連鎖構造分析 - 部分的報告からはじまる連鎖構造を中心に -

서지정보

· 발행기관 : 한국일본문화학회
· 수록지 정보 : 日本文化學報 / 69호 / 173 ~ 194페이지
· 저자명 : 장양광

초록

本研究は、雑談を会話の一種として捉え、会話の規範や規則を明らかにするため、発話の連鎖組織をつくり、発話の連鎖パターンから分析を行った。方法としては、発話ひとつひとつを重ねていき、それを連鎖組織とし、話題と仮定した。そして、会話参加者の一方が情報の所有者である場合は、情報要求ではじまるものと、情報提供ではじまるものに分類した。また、自己開示を「相手の情報を収集する方法の一つとして、自ら自分自身について相手に話すこと」とし、情報提供からはじまるものを自己開示からはじまる連鎖構造とした。自分自身の情報を利用し、自己開示からはじまる連鎖構造を＜意見／評価提示>と<部分的報告>に分類し、このうち部分的報告からはじまる連鎖構造を中心に分析を行った。 その結果、話し手の情報提供に対して聞き手が理解/評価/共感を示すと、話し手は部分的な情報を具体的に説明し、聞き手がそれにまた理解を表すという様相が見られた。次に、確認連鎖が挿入された連鎖構造について分析した結果、聞き手は話し手の不確実な情報提供によって不安な状態に陥り、聞き手はその不確実性を減少させるため、確認連鎖が現れるということがわかった。そして、話し手と聞き手という役割を交代させながら、互いに情報を提供し合う連鎖構造を分析した結果、話し手が現況を話し、聞き手がそれに共感しつつ、自身の状況を交えて情報を提供するということが明らかになった。また、言語形式について分析した結果、情報提供の発話においては、発話内容の曖昧さを表すヘッジ(hedge)が多く現れた。

참고자료

· 없음