韓日教育課程における「文化」の記述比較 : 「授業検討会」における学生の認識を踏まえて

서지정보

· 발행기관 : 한국일본교육학회
· 수록지 정보 : 한국일본교육학연구 / 26권 / 2호 / 53 ~ 69페이지
· 저자명 : 井上奈穂, 이정희

초록

本研究は、韓国と日本の教育課程の記述比較を通して、よりよいグローバル教員養成のための授業検討会の在り方について明らかにすることを目的としている。社会のグローバル化が進み、学校教育の文化的な多様性が高まりつつある。そのような中、教員自身も自らの文化のみに固執することなく、幅広く、多様な見方や考え方、態度などを身につけ、国際化する教育に柔軟に対応できることが求められている。グローバル教員養成のための研修の1つに、共同での授業検討会がある。授業検討会を通して、それぞれの見方ㆍ考え方の違いの交流と相互の理解を深まり、これによる学生の興味ㆍ関心が高まったことが明らかとなっている。本稿では、先行研究の分析を踏まえ、興味ㆍ関心の高まりの背景を明らかにするために韓国のG大学校の附属小学校で行われた「文化」をテーマとして実践された社会科の授業検討会における学生の発言の傾向を分析し、また韓国と日本の社会科の教育課程に示されている記述の傾向との関連を検討した。検討に当たり、対象の質的な特徴と量的な特徴をつかむためにKHCoderを使用した。分析の結果、授業検討会の発言傾向と、韓国と日本の教育課程の記述の傾向には一定の関連性が見られることが明らかとなった。つまり、双方、「自国の文化の受容」が多いものの、韓国の学生の発言や教育課程では、「他国の文化の受容」や「自国における文化の葛藤」にまで踏み込んだものが、日本と比べ多く見られることが明らかとなった。日本と韓国の合同の授業検討会で示された問題意識は、それぞれの国で行われてきた教育課程の影響を受けていることを考慮すべきであり、事前の相互の教育課程への理解を踏まえた授業検討会が必要であることを示唆する。

참고자료

· 없음