芥川龍之介「おしの」論

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어교육학회
· 수록지 정보 : 日本語敎育 / 105호 / 83 ~ 92페이지
· 저자명 : 김희조

초록

本作品は大正十二年の雑誌『中央公論』に発表された短篇で、作者芥川龍之介の所謂キリシタン物に属する作品である。物語の主人公．しのは一番ケ瀬半兵衛という侍の後家であるが、息子の新之丞が病を患っている。彼女は八方手を尽くして、新之丞の病の療治をしたが、一向に快方の気味は見えない。彼女は南蛮寺の神父にその療治を頼むことになる。神父はその場で、彼女の訴えを聞いてあげるし、キリストの業績と一生についても聞かせる。神父の言葉を聞いた彼女は、基督教に「深い感動」を示す。たが、キリストが十字架にかかって吐き出した最後の言葉を神父に聞かされ、彼女の態度は急変する。つまり、「エリ、エリ、ラマサバクダニ」を天主への愚痴と解釈し、キリストを「臆病もの」と軽蔑してしまうのである。なお、しのはそんな「臆病もの」に新之丞を預けられないといい、悔しい表情を見せて南蛮寺を離れるのである。芥川はしのを日本の精神文明の武士道に生きるものと、神父を西洋精神文明の基督教に生きるものとして描いた。芥川は一方的に東のことを無視した神父の肩を持たない。本作品では基督教が主な素材になっているが、それは単なる素材に過ぎない。基督教は東と西についての芥川の思想を披瀝するために使われていたのである

참고자료

· 없음