日本におけるユニバーサルツーリズム商品の現状と課題 ―主要旅行会社４社に着目して―

서지정보

· 발행기관 : 동북아관광학회
· 수록지 정보 : 동북아관광연구 / 15권 / 1호 / 207 ~ 232페이지
· 저자명 : 大島安奈

초록

本稿は、日本における配慮が必要な人の旅行の実態と旅行会社のユニバーサルツーリズム（以下、ＵＴと示す)の取組状況について概観した上で、特に、日本の主要旅行会社4社の旅行商品・サービスに焦点を当て、ＵＴの視点から現状と課題について把握し、 今後の方向性について考察することを目的とした。 その結果、消費者購買意思決定プロセスの５段階モデルにおける「情報探索」段階において課題があることを示し、各社ホームページの掲載情報を検討することにより、以下の点がＵＴの課題として明らかになった。①配慮が必要な人の一般旅行商品への参加基準は曖昧であり、旅行会社のホームページで公表されている情報からは、配慮が必要な人が参加可能であるかを消費者自身で判断するには情報が不足していること、②配慮が必要な人が旅行に行くための情報へのアクセシビリティを向上させる必要があること、③ＵＴ商品の対象範囲は旅行会社によってばらつきがあり、ＵＴの対象者であるすべての人に対応できているとはいえないこと、④ＵＴ商品は一般旅行商品に比べ価格差 があり、高額になることである。 今後の方向性として、配慮が必要な人も一般旅行商品に参加しやすくすることや、旅行に行くための情報へのアクセシビリティの向上、配慮が必要な人が旅行会社を通じて旅行に行けることの周知やＵＴの認知の促進、多くの旅行会社が多様なＵＴ商品の造 成・販売を行うことやＵＴ商品の価格の低減が求められる。

참고자료

· 없음