太宰治の文学と聖書の引用 - 『正義と微笑』を中心として-

서지정보

· 발행기관 : 인문사회 21
· 수록지 정보 : 인문사회 21 / 9권 / 1호 / 873 ~ 884페이지
· 저자명 : 최순육

초록

本稿の研究目的は明治以後の日本の基督敎とその影響を受けた日本の近･現代文学のなかで太宰治の作品における聖書の引用と描写の考察にある。研究の内容としては、太宰治と聖書の關係について作品を分析することと、太宰治の作品の基督教的な色彩を明かすことである。この研究をするに当たって、まず日本近現代文學と基督敎の關係を探ることが重要であることが分かり、内村鑑三をめぐる作家たちをはじめとした彼らが内村鑑三の聖書硏究會に出席し、人間の生きざまについての答えを得るために聖書硏究に励んだということも分析したのである。この研究の結果、太宰治は内村鑑三の聖書硏究書を讀んで感動を受けて聖書を愛讀し、聖書に精通していたことが分かったのである。太宰治は自己否定と自虐の自責の中で僞善と利己主義を以て生く人間にたいして抗拒した眞のプロテスタントであった作家であることが分かった。太宰の作品を讀む読者は太宰治と聖書の関わりを念頭において讀むべきだと思う。というのは太宰治の腦裏からキリストの教えと聖書の御言葉が離れなく、思考の中心軸として働いていたからである。

참고자료

· 없음