二代目岳亭作<膝栗毛もの>合巻 『弥次郎喜太八東海道中旅日記』の作意

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어문학회
· 수록지 정보 : 日本語文學 / 1권 / 72호 / 217 ~ 240페이지
· 저자명 : 강지현

초록

外題『五十三次膝栗毛』の初編と確定できる文亭春峩作、文久二年刊の序題『弥次郎喜太八東海道中旅日記』は、一般的な<膝栗毛もの>草双紙の構成法のように丁ごとに逸話が切れる場合が多い。しかし、少ないながらも次丁まで逸話が続く場合もみられた。また、一般的な草双紙の文体のように地の文の本文、書入が丁ごとに合わさる場合も多少あるものの、本作の全体的な文体的特徴として、書入がない丁が多い点、本文がほぼ会話であってその遣り取りがリズミカルに進むという点が挙げられる。 　本作と一九原話との関係をみると、主人公の名前と東海道旅行という形式のみ借りて、エピソード及び絵組は原話や管見〈膝栗毛もの〉先行作の直接的影響をほぼ受けず創作しているといえる。原話にまして、本作は弥次喜多の芝居好きが更に際だつところに、作者の創意が発揮されている。猶、該当頁に展開する逸話をそのまま描かない絵組も多少あったが、旅行中あり得る出会いを描くので、違和感なく本文に溶け込んでいる。以上、拙稿以外は先行研究がない一合巻をテキストに、書誌を調べた上で、内容的特徴を抽出することで作者の創作姿勢を見極めた次第である。

참고자료

· 없음