「敵中横断三百里」の原型―『騎兵斥候露軍横断記』との比較考察―

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어문학회
· 수록지 정보 : 日本語文學 / 1권 / 93호 / 241 ~ 260페이지
· 저자명 : 최준호

초록

本稿は日露戦争当時、露軍の後方に潜入して斥候任務を遂行した建川斥候隊のエピソードを題材に執筆された二つの作品、『騎兵斥候露軍横断記』と「敵中横断三百里」における共通点と相違点に注目して比較分析を行ったものである。『騎兵斥候露軍横断記』は小西勝次郎著で1912年の陸軍記念日（3月10日）に合わせて刊行され、「敵中横断三百里」は山中峯太郎著で『少年倶楽部』連載後に同じく1931年の陸軍記念日に合わせて単行本化された。二つの作品の間には約18年という歳月が横たわっているものの、天皇と国家のために命を惜しまず尽力する軍人像が描かれているという共通点を持つ。また、二つの作品の相違点としては、まず『騎兵斥候露軍横断記』では斥候隊の一連の任務遂行の過程を執筆者の個人的な感想と共に実際の軍事資料などをも本文の随所に引用して、相対的に客観性を浮き彫りにさせている点である。一方「敵中横断三百里」の場合は作品全体を通して建川中尉と豊吉軍曹という生々しく個性豊かな登場人物を前面に押し出し、緊張感溢れる任務遂行の過程と迫力に満ちた戦闘場面を追加して、いわゆる「少年小説」としての虚構性を強調した作品だと指摘できる。

참고자료

· 없음