経営倫理とCSR概念に関する一考察 ‒プラグマティズム哲学を手掛かりとして‒

서지정보

· 발행기관 : 한국일본근대학회
· 수록지 정보 : 일본근대학연구 / 86호 / 195 ~ 214페이지
· 저자명 : 안태혁

초록

｢営利性｣と｢社会性｣の両立論に基づく従来のCSR研究の道徳的判断基準は多くの場合、伝統的な｢規範倫理学｣の基準に依拠しているということから、本稿ではその延長線上の研究として、経営倫理とCSR概念との関係性について考察することが研究目的である。そこでまず、伝統的な規範倫理学の基準を含めた代表的な倫理論について理解を深めた後、そのような規範倫理学に依拠して生まれた企業倫理学としての経営倫理学と経営の基本原理に基づく組織倫理学としての経営倫理学について概観した。そして最後に、古典的アメリカン·プラグマティズムの哲学の立場からみるCSR概念を手掛かりとして、経営倫理とCSR概念の本質とその限界について考察してみた。 現代資本主義社会における｢経済合理性ないし技術合理性の優先による一元的経営観｣における経営倫理観は、｢人間化の原理という倫理性の濃い経営原理との対抗関係｣にある。｢おそらく経営と倫理に関する議論の多くが、かかる二分法·二項対立論であること、そしてそれが根本のところで誤っていることに、なお気付いていない｣のである。 そして、プラグマティズムの立場からすれば、個人と他者、個人とコミュニティとの関係は、常に相互的であり、そのいずれも社会的存在であるということであるため、個人と他者やコミュニティとの間に価値の差が生じるのは当然なことであり、そのような｢差異｣を巡って動的に相互作用関係をもつことによって、社会的な価値が生まれ、社会は成長することになるということであった。そのプラグマティズム哲学の観点からCSR概念を考察することによって、｢社会性｣と｢営利性｣を｢対抗的並立関係｣ではなく、｢包摂的統一関係｣として捉えていくことが重要であるということがわかった。

참고자료

· 없음