韓･日男性作家の作品に表れている美学的な死(Ⅰ) ‒谷崎潤一郎と金東仁の作品を中心に‒

서지정보

· 발행기관 : 한국일본근대학회
· 수록지 정보 : 일본근대학연구 / 56호 / 181 ~ 198페이지
· 저자명 : 길미현

초록

本稿では金東仁文学と谷崎文学に現れている死の意味を把握することで、韓･日の男性作家の描く死における美学の要諦の相違点、ならびに共通点を「金色の死」と「狂炎ソナタ」を中心に検討してみるということを目的にした。 谷崎は初期には女体美を用い、強者としての美を描写した。ところが、彼は中期に入ってから美の追求のために死という要素を加える。「金色の死」で岡村は自分が作った「人工楽園」で生きている自分自身の体に金箔を塗って、刹那的な芸術を誕生させようとするが、結局、彼は窒息して死んでしまう。 金東仁の場合、初期の作品に表れている死は当時の社会の反映、儒教的な要素、嫉妬と貧乏による葛藤からのものであったが、1930年代の作品「狂炎ソナタ」には、退廃的でデカタンス的な死を通じた野生、狂暴的な音楽の誕生が、また、音楽のためには殺人を犯すことも是認する芸術論が描かれている。 両作品を分析した結果、死による美学の描写は共通点であるが、「金色の死」の岡村は人間の体、それも男の体を選択し、刹那的な死による中性美を作り上げ、「狂炎ソナタ」の白性洙は自分自身に与えられた「機会」と葛藤によって、死姦や殺人を通じて「力のある美」を誕生させた点は両作家において相違点であるとみられる。

참고자료

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