近代国民国家の「国語」と文法

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어문학회
· 수록지 정보 : 日本語文學 / 1권 / 99호 / 67 ~ 83페이지
· 저자명 : 형진의

초록

今日の「文法」は「国語」を支える装置として整備されたものである。文法も「国語」と同様、社会的・政治的産物と言える。近代日本の「国語」は、「国語調査委員会」がまとめた『口語法調査報告書』、『口語法』、『口語法別記』を根拠に東京語が標準語となり、定着していく。文法もこの標準語によって整備される。つまり、今日のような日本の標準語、文法の形は、言語そのものによるものではなく、明治維新以降、東京が政治的、経済的、文化的中心として位置づけられていく過程での判断であったと言える。 近代以前の日本語における文法は、漢字をもって文章を記すようになった時から存在したが、本格的な文法は江戸時代、国学研究の流れにおいてである。そして話し言葉の文法を意識するようになるのは、明治維新による近代化が進む過程においてである。しかし、この際の話し言葉の文法は、用言の活用に限られた文法であった。話し言葉の文法は話し言葉の標準が定まらなければならない。今日のような文法は、「国語」構築の過程で定められる標準語によって成立するものである。

참고자료

· 없음